ピネル社製緩和抑制帯取扱店

腹部用ベルトでの抑制時にご注意頂きたいこと

腹部用ベルトでの抑制時にご注意頂きたいこと

正しく装着して下さい

腹部用ベルトは、緩みなくしっかりとベッドに取り付けてください。昇降式ベッドの場合は、可動部分に取り付けてください(非可動部分に取り付けると、昇降時にベルトが破損する恐れがあります)。
患者の胴回りは、へそ周りのくびれに巻き、呼吸を妨げない程度のきつさで装着してください。ただし、手のひらがすっぽり入るような隙間を作ると、位置ずれの危険性があります。
 

単独で使用すると、胸郭圧迫の危険があります

腹部用ベルトのみでの抑制時に患者が無理に抜け出そうとした場合、胸郭に腹部用ベルトがずり上がる危険性があります。胸部圧迫による窒息を引き起こす恐れがあり、大変危険です。股下ストラップを併用することで、腹部用ベルトが胸郭へずり上がることを防止する効果があります。
 

ベッドからの転落に注意して下さい

腹部用ベルトの左右両方にストラップを装着すると、寝返りによる患者の転落を防止することができます。ただし寝返り幅が大きすぎると、転落や、患者が隙間に足を差し入れるなどの危険な状態を招く恐れがあります。ストラップをどの程度たるませるか、患者の体型や症状に応じて適切に取り付けてください。寝返り幅が大きい場合は、絶えず患者の様子を観察して下さい。
 

ベッド上での旋回による捻じれに注意して下さい

寝返り調整ストラップには、腹部用ベルトを装着した患者がベッド上で旋回を繰り返すことを防ぐ効果はありません。旋回を繰り返すと、腹部用ベルトのねじれで胴回りが締め付けられ大変危険です。不穏な状態の患者には腹部用ベルトのほか、最低でも片足に手部/脚部用ベルトを装着し、旋回を防ぐようにしてください。股下ストラップの併用も、旋回を最小限に抑える効果があります。
 

耐用年数を過ぎたベルトを使用しないで下さい

耐用年数5年を経過したベルトは、芯地の劣化や生地の破損など、安全性が低下する恐れがあります。損傷が認められる場合はご使用を中止し、お早めにお買い換えをお願いいたします。

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